メインテーマ
建築学が担う社会的役割はひろく、日常生活から地球環境までおよぶ一方で、パンデミックや地域紛争、自然災害、少子高齢化など、日々暮らしてゆくことが必ずしも当たり前ではなくなっている世界の状況に、改めて気付かされつつある。
暮らしてゆくことは誰にも共通し、普遍的なものであり、実感を伴うものである。水や食、エネルギーをはじめとする根幹的なものを、周囲の人々や社会のつながりのなかで得て、暮らしが成り立ち、建築がそれを支えてきた。その一方で、暮らしを維持してゆくことの困難さや地球環境問題、実感の希薄化が問われ、これからの暮らしかたを選ぶ岐路にいま立たされていると言えよう。
今回の大会は東京のなかでも特に中心エリアでの開催を迎え、一極集中やジェントリフィケーションなどの問題も含め、都市の暮らしかたや豊かさの価値について改めて考えるきっかけを与えることとなるだろう。「暮らす」というキーワードは、大会メインテーマの文言としてはここ20年以上直接用いられてきていない。いまいちど暮らし、建築、そしてその両者の関係について、過去や現状を見つめ、未来の姿を描いてゆく大会としたい。
開会式
日時 | 8月27日(火)8:45–9:00 |
会場 | オンライン |
閉会式
日時 | 8月30日(金)17:00–17:15 |
会場 | 明治大学 リバティタワー1012室 |